スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『デンジャラス・ビューティー』

32.jpg
▲『デンジャラス・ビューティー』(2000年)
監督: ドナルド・ペトリ
出演: サンドラ・ブロック、マイケル・ケイン、ベンジャミン・ブラット出演


(我ながらどうかと思うが、マイケル・ケインがゲイの役をやっていると聞いて鑑賞。出演作が多いというせいもあると思うけれど、若い頃も年取ってからも、よくその手の役をやっているよね、この人)

愛らしい映画。実はこの記事、2012年の正月に鑑賞した時の感想を手直しして載せているのだが、第一項を書きながら、これが一作目になるとはなんと幸先のいい一年だろうかと思った記憶がある。割と裏切られたが。

ミスコンの出場者たちが、ヒロイン含めみんな美しくていい子だというのが大きいと思う。あの子達を見ているだけで、何とも言えない幸福感。最初はいがみ合う様子も見せるけど、最終的にはグレイシー(サンドラ・ブロック)に協力してくれる。女同士の友情の可愛らしさをを存分に楽しめる作品。

個人的には、男勝りで細かいところにこだわらないグレイシーと、女の子らしいシェリルの二人の友情に満足を覚える。そこには、もちろんヒロインのグレイシー・ハートの好感度が貢献している。あの子の魅力と、「もしFBIがミスコンに出たら」というアイディア頼みの映画であって、他には何のメッセージを訴えてくるわけでもない。もちろんそれでよかった。

嫌いな言葉を使うなら「サバサバした」グレイシーも、自己主張の強いミスコン出場者たちも、描写が行き過ぎると観る側をうんざりさせる危険性を孕んでいる。だが『デンジャラス・ビューティー』は彼らの個性をしつこくアピールすることなくうまく抑えている。わざとらしさのない、一歩引いたキャラクター描写。



お目当てのヴィクター・メリング(マイケル)は大変艶やかだった……。いやはや眼福眼福。『探偵スルース』や『王になろうとした男』時代の金髪碧眼の青年姿も良いけれど、私はやっぱり老け姿のマイケル一押しです。当時もう70歳近いはずなんだけれど、何なんでしょうね、この美しさは。「いつまでも若々しくてかっこいい」俳優ならたくさんいるけれど、彼の場合は「どこからどう見てもおじいさんで、しかもかっこいい」のがなんとも頼もしいではないですか。世の男性は薄毛や肥満を言い訳にはできないのです。

michael_caine_sandra_bullock_benjamin_bratt_miss_congeniality_001.jpg


キャラクターとしても「ダサかったヒロインをきれいにする」以上の役割を果たすわけではないけれど、この映画の良いアクセントになっていた。好き。エリック(ベンジャミン・ブラット)を同僚たちに「私の"相棒"よ」なんて紹介してウィンクするあたり、私がエリックならちょっとどうなったかわからない。

と、マイケルだらけの感想になってしまったが、男社会で仕事一筋に生きてきたヒロインとミスコン出場者たち、どちらのことも決して否定的に捉えないまま対立させ、最後には結びつけるという描き方には好感を覚えるし、カタルシスすら感じる。

対立する二者のどちらか一方をわざと醜悪に描いて、「不愉快を楽しむ」手法に走る作り手には見習っていただきたいと切に願う。
スポンサーサイト

自作『柿ビネガー&ミルク』2/2

そして10月14日。見よう見まねで柿酢作成にとりかかってから一週間が経過。柿ビネガーを戸棚から取り出してみる。

2012101420590000.jpg

撮影しながら、母に訝しまれる。



まずは水で2分の1に薄めて飲んでみる。

うむ。悪くない。この量を飲みきれる程度には美味。ただ問題があって、果たしてどこまでが柿の味なのかがよくわからない。

分量は正しかったはずなんだけれど、柿という果物がさして多汁でもなければ味が濃いわけでもないことを忘れていた。ただの甘い酢を喜んで飲んでいる可能性あり。

気を取り直して、お次はいよいよ『柿ビネガー&ミルク』に挑戦。

2012101420580000.jpg


牛乳2に柿1の割合で飲んでみる。これもまた美味。あの独特の酸味(耳まで酸っぱさが効いてくる感じ)も感じられないでもない。

ただ、ドロドロ(見た目きちゃないのでアップはしない)。

牛乳に酢を加えればドロドロになるのは当然と思われるかもしれないが、『グレープフルーツビネガー&ミルク』は間違いなくサラサラだった。むしろ酢と柑橘類のコンボでさらにドロドロ源は多いはずなのだ。

キリンの社員さん、これを見ていたら千賀川まで連絡をお願いします。


当分はこの柿酢が持ちそうなので次は作らないけれど、もしこの秋か冬中に再チャレンジすることがあるとしたら、それは『蜜柑ビネガー&ミルク』になりそうだ。蜜柑は多汁である。そして、冬場の我が家では水のように安い。と言ったら家族は怒るかもしれない。

自作『柿ビネガー&ミルク』1/2


暑い日が続くと『グレープフルーツビネガー&ミルク』が恋しくなるという記事を書いたのが先週。

実はあれを書いたあと、矢も盾もたまらなくなってきまして。

やってみました。『柿ビネガー&ミルク』。

本当はレンジでチンして、一晩寝かせるだけで完成するバナナ酢をつくろうと思っていた。しかしそれだとバナナのあのドロドロの繊維入りの酢をミルクで割って飲むことになり、『グレープフルーツ&ビネガー』のあの飲み心地とはかけ離れたものになってしまう。

そこでたまたま自宅にあった柿を利用することに。


2012101421040000.jpg

<準備>
柿二つ(この写真には3つ写っているが気にしない)
三温糖(糖類はなんでも良い模様)
穀物酢(酢もなんでも良い模様)


てっきり氷砂糖を用いなければいけないものと思っていたのだが、分量が1: 1: 1になりさえすれば、糖類や酢に何を使うべきという決まりはないようだ。自宅にたまたまあった三温糖と穀物酢をありがたく頂戴する。


<作り方>
1. 柿を適当に切る。


2. 密封容器の中に、まずは柿を、その次に同じ重さの三温糖を入れる▼
2012101421030001.jpg


3. 柿と同じ重さの酢を入れる▼
2012101421020000.jpg
ジャック・オランタンが見てる。


4. 蓋をして冷暗所に保存。



3、4の段階で容器に余分なスペースが残っているのと、そもそも容器の煮沸消毒を忘れてしまったのが気になるが、まあちゃんと洗うことは洗ったので心配しないことにする。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


10/10
ここで一つ問題が生じる。砂糖が溶ける気配を見せないのだ。私が参考にしたレシピには、「砂糖は自然に溶けてくる」とあったのだが……。このままでは酢をそのまま飲む羽目に。
ちなみに菜箸を入れてかき回してみたら全て溶けた。

とはいえ4日目ともなると、ピチピチだった柿もだいぶん萎びて半透明になっている。柿シロップが染み出している証拠である。

後半に続く。

このブログ、今までやってきたブログについて思うこと

突然ですが、千賀川はFC2のアカウントを他に二つ持っていまして、そちらの方でもブログをやっています。といっても今はあまり更新していないのですが。

ちなみに二つのうち1年あまり続けている方は海外のとある名優のファンブログで、数少ない国内の同士向けに情報発信が出来たらと思って始めたもの(とはいいつつ実際にどのくらい役に立てたのかは不明で、自分では忘れてしまったような記事が思いもよらない高評価を頂いたりした。それが更新をやめてしまった理由でもある)。

その、もう一方のブログの方では、比較的マイナーな俳優の情報を日本語で発信するという明確な目的があったけれども、基本的にはこのブログでは私が興味を惹かれたものについて無目的に書き散らしたいと思います。少しは面白いこと、今までにやったことがないようなことができたらいいと思いますが。柿酢作りとか。

ちなみに三つある別アカウントのうち、最後の一つでは夢日記をつけていました。見た夢をひたすら綴るという、私以外にとっては面白くもなんともないブログ。こっちはひと月しか続かなかった。せっかく面白そうな夢を見ても、記録するタイミングを逃しすとすぐに記憶から消え去ってしまうのが敗因。記事を書いている間も来訪者は自分とクローラーだけで、更新が絶えてからはもはやクローラーすら来ないというひどい有様だった。

まあ、8月半ばから下旬にかけてはマジでキャイ~ンの夢ばっかり見ていたので、仮に根気よく続けていたとしたらさぞかし奇怪なブログになっていたことだろうと思います。

(調べてみたら、夢日記にはいろいろな弊害があるようで……やはりやめておいて良かったのかな)

『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』

このブログのメインになるであろう、映画関連の記事。毎週月曜日にアップできたらいいな。
記念すべき第一弾には、これを。

images.jpg
▲『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』(1996年)
監督: 本郷みつる
声の出演: 矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、渕崎ゆり子、田中秀幸、大塚芳忠


今年の8月末に鑑賞。

最後に見たのはもう15年も前なのに、記憶に焼きついているシーンがいくつもあった。これって、実はすごいことだ。今も昔も5分以上同じことを記憶していられない質の私が、筋は忘れてしまっていたとしても、薄暗がりの中で振り返るス・ノーマン・パーや、全裸でカクカクと迫り来るひろし・みさえ人形のことは覚えていられたのだ。


ヘンダーランドという、TVシリーズの舞台、春日部とはかけ離れたファンタジックワールドに詰め込まれたイマジネーションに感服する。その割に立地が群馬だというのに笑ってしまう。

正直、最後に強引にオカマ魔女との追いかけっこに持ち込んで終わらせるという筋書きといい、ヒロインがマペットであるがゆえにトランプの力を使いこなすことができないという割には同じく人形が化けた姿であるらしい悪役、チョキリーヌらはそのハンデを負っていないという設定といい、何もかもがめっちゃくちゃな作品なのだが、そんなことを気にさせないほど面白い。そして恐い。

腹に一物抱えたス・ノーマン・パーに大人たちがあっさりと懐柔されていくさまも然ることながら、ヘンダーランドに操られている野原夫妻(を象った人形)がしんちゃんに襲いかかる、あの表情と動きがたまらなく恐ろしい。

この辺は子供が何を嫌がるかを熟知しているがゆえの妙だと思う。チャッキーが襲ってくれば怖い、チャッキーの死に様がグロくて怖いなどという単純なものじゃないのだ(それも十分に怖かったけど……)。
平生頼もしい両親といえど、時にはス・ノーマン・パーに騙されもすれば、ヘンダーランドに誘拐されもするのだという事実に、子供だった私は震え上がったのである。

ところで、私がしんちゃんと同い年だった頃には気がつかなかったのが、ヒロインであるトッペマ・マペットの魅力である。しんちゃんが例のあの顔でデレデレ脂下がる「おねいさん」タイプではないものの、ここ数年で私が観たどの映画のヒロインよりも魅力的かもしれない。

彼女は明るくて、頑張り屋で、ピンチがやってくれば体操選手のように全身を躍動させて戦う。でも「何の役にも立たない、だって私はただのマペット」(という劇中歌がある。ロシア風の物悲しい、美しい旋律)。
前述のとおり、トッペマはその魂が人形に閉じ込められているがゆえに、トランプに秘められた魔法の力を使いこなすことができず、肝心の悪役たちとの戦いでもおされがちなのだ。どんなに快活でも。どんなに頼もしく見えても。

20111124005018583.jpg


この作品、突飛なストーリー展開を持たせようと急ぐあまり、悪役にしろ王子や姫(=トッペマ)にしろ登場人物の描写がおざなりになってしまったという印象も否めないけれど、もし彼女に『クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』の廉姫並の時間が割かれていたら、もはや主人公はしんちゃんでも野原一家でもなくこの子になっていたかもしれない。

忘れてはいけないのがオカマ魔女のマカオとジョマ(名前からあの声質までちゃんと覚えてたよ。すごい)で、大塚芳忠と田中秀幸が声を当てているんだけど、まあ気持ち悪いこと気持ち悪いこと。素晴らしい。
大塚の「キィーーーーーーーッ」なんて、この映画以外では一生聞く機会があるまい。

冒頭の登場シーン、二人が動き・セリフをシンクロさせつつイケメンの王子様を批評するさまには、お子様立ち入り禁止の雰囲気すら漂う。

images (1)

『消えちゃえ』

ってね。

(ところであの二人はゲイのカップルということでいいんだよね……?子ども向けの映画にこの手のキャラクターが出てくると、どうも「お行儀の悪さ」を演出しているかのような息苦しさを感じてしまうのだが、クレヨンしんちゃんシリーズにはそう言うわざとらしさが感じられない。よくよく風変わりなアニメである)
     
プロフィール

千賀川

Author:千賀川
大学生。塾講師バイト。雨上がり決死隊/映画/小説、漫画/ミュージカル/TV。twitterやってます@chikagawa_h

最新記事
twitter
時計

触れると逃げてしまいます

月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。